2011年9月20日火曜日

魔法少年クラリオン☆

Seven Soldiers: Klarion(2005)

QB「ぼくと契約して、魔法少年になってよ!」 ( ‿‿ )


もうすぐ10月!10月と言ったらハロウィン!そしてDCコミックで一番ハロウィンが似合う少年として私がおススメしたいのが魔法少年クラリオン(Klarion the Witch Boy)。
以前、このブログのKlarion: the Witch Boyで絵と紹介を描いたキャラクターです。

今回は、クラリオンの登場するコミックを2つほど簡単にレビューします。

まず一つ目がクラリオンが初登場したThe Demon#7(1973)。
The Demonはジェイソン(Jason Blood)がエトリガン(Etrigan)という名のデーモンに変身して悪と戦うコミックシリーズ。

メインキャラは可愛そうなお友達のハリー(Harry Matthews)、占いをするターバン男(Randu Singh)と魔法使いマッチョ老人(マーリン)。


The Demon全体は女子キャラの少なさに驚きました!たまに登場する頬骨が雄々しいグレンダ・マークと魔女のお婆さんたちぐらいしかいなかった気がしますw
メタルメンはマグネス博士が自身の婚活に熱心だったから、美人がいっぱいだったのにw

そんなThe Demonの7巻では、トカゲのような化け物を連れた判事と戦ったエトリガンが、彼の放った毒によって倒れます。そんなエトリガンの看病をしに現れたのが甥っ子を名乗るクラリオンだったのです。看病といっても猫のティークルを寝ているジェイソンの喉に乗せて治療だと言い張るし、冷蔵庫漁ったり、キッチンで火事を起こしたりw 


「キッチンを燃やすなんて、わけが分からないよw」 ( ‿‿ )

とりあえず、時代遅れの黒い服に角のように尖がった髪というスタイルはもうこの頃から確立していたんですね。それにしてもおっさんくさい顔www

結局、クラリオンは危険な魔法を覚えてしまった彼を罰するために追ってくる判事から逃れるためジェイソンの甥になり済まし、弱ったジェイソンを魔法で操ってしまいます。判事との戦いに勝った後、調子に乗ったクラリオンは他の年上の魔法使いもエトリガンを利用して倒そうとしますが、エトリガンによってイタズラできないような遠い場所に飛ばされてしまいます。ざまあ!

でも、こりずに甥っ子クラリオンは#14、#15で戻って来ちゃうんですけどねw



その後もヤンジャスやジャスティスリーグにも登場するのですが、今回2つ目に紹介するのがSeven Soldiers: Klarion#1~4(2005)。

Seven Soldires(2005)はKlarion, Zatanna, Manhattan Guardian, Bulleteer, Mr. Miracle、Frankenstein, Shining Knight, の七人のヒーローを順に扱うコミックシリーズです。


クラリオンの巻はFrazer Irvingさんの強烈な絵柄が印象的!不気味な感じが出てていいですね。

右の黄色いモフモフは何??

〈あらすじ〉
 ユダの指導のもと復活させた死人に労働させる魔法使いの町リンボタウンで実母、実姉、義父、猫のティークルとともに暮らすクラリオン。死人が働く採石場から今まで見たことのないモノ(ビニールでできた菓子の包み)が発見される。異変に気がついたクラリオンは家を抜け出し、途中ホリガルと融合して怪物となったユダから追われる。クラリオンは採石場のトンネルから地下鉄のトンネルへ抜け地上に到達する。

 地上、マンハッタンの都会でクラリオンはミスター・メルモスと出会い、待遇良くしてくれる彼にマンハッタン博物館から大きなドリルを盗み出す。ミスター・メルモスがドリルで地底からリンボタウンを襲撃し、支配するため自分を利用していたことに気付いたクラリオンはリンボタウンに戻る。ミスター・メルモスの現代の武器を用いた攻撃に魔法を信じるリンボタウンの人々は歯が立たない。そんな中、クラリオンは自ら醜いホリガルの姿となってミスター・メルモスを倒す。

ホリガル化したクラリオン


「The Demon」やアニメ版「バットマン」では普通に悪役だったクラリオンはここではヒーローなんです。最後にホリガルの姿からクラリオンを元に戻すのが母親っていうのも珍しく人間くさいクラリオンって感じで良かったです。

←人間に戻るコマもお気に入り



今年は魔法少年コミックを片手にハロウィン気分に浸ってみてはいかがでしょうか☆

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