2016年7月2日土曜日

フリーランスイラストレーターやってみた


先日、ピクシブのアカウントにとある会社からメッセージが届きました。

ざっと内容はこんな感じ↓↓

はじめまして。
**社のサイト「***」の制作をしております**と申します。

この度、上記サイトの中で**の企画をすすめており、
イラストを*点お願いできないかと思いご連絡致しました。

スケジュールは*月*日までにラフをいただき、
*月*日納品していただくという流れです。

謝礼は1点****円×*点 計****円でお願いできれば幸いです。
検討いただけるようであれば詳細をお話しできればと思います。

ご検討のほどよろしくお願い致します。

**社 **担当 **より
(※「*」は伏字です)

ピクシブをはじめてまだ1年も経っていませんが、ピクシブをやっているとこういう依頼も来るんですね!企画が面白そうだったのと、スケジュール的に自分でもこなせそうな内容だったので依頼を受けてみました。

今回は、これからイラストレーターをやってみようという方の参考になればと思い、自分がフリーランスイラストレーターとしてお金をもらうまでの流れを簡単に紹介しようと思います。


《①連絡》
イラストレーターに限らず、離れた場所にいる相手と仕事を行う上で大切なのは連絡です!最初の依頼のメッセージを読んだだけでは、具体的に何を描いたら良いのか、自分に務まる仕事なのかがはっきり判断できませんよね?また、自分は別に本業がある身なので連絡が取れる時間も作業環境も制限があります。自分が本当に相手の希望に合うイラストレーターであるのか相手に再度確認してもらうため、まずは自分の状況を担当者さんに送ることにしました。

例)
・使える連絡手段(メールや電話など)
・連絡できる時間帯(本職の退勤時間、休日など)
・作業環境(絵を描く道具や使えるソフトなど)

pixivプロフィールにも記載してますが、自分は絵を塗る時いつもwindowsペイントを使ってるので細かな塗り分けには対応できません。塗り方についてもありのままを伝えたところ、担当者さんから問題が無いということだったので、晴れてイラストの注文を受注することにしました。

担当者さんは企画に合う良い作品を期待しています。なので、こちらの質問にとても丁寧に答えてくれます。分からないことがあって困ったり、イラストの色や構図などで迷ったら、その都度連絡を取って確認した方が良いです。

実は、受注した後すぐ熊本地震があってバタバタしていたため、担当者さんへの連絡を怠った日があって、担当者さんから心配されるということがありました。本来なら今日明日はすぐ連絡できないかもしれないというような簡単な一報を送るべきだったなぁと後悔しています…。

《②ラフの提出》
受注した後、担当者さんから企画のコンセプトやイラストで描いて欲しいものの細かい説明があるので、説明をヒントにイラストの構図を考えてラフ(下描き原稿)を作成します。

下描きなのでザックリした絵でかまわないですが、余裕があればラフの段階でイラストのパターンをいくつか提示出来ると良いですね。例えば、"勉強する男の子のイラスト"だったら、教科書を読んでいる子、頬杖をついて考えている子、ノートに書き込んでいる子などなど…描き方は様々です。1つのテーマでも視点を変えれば色んなアイディアが出てくると思います。

今回のラフは鉛筆描きの線画で、イラスト1点につきポーズなどを変えたパターンを3つほど描いて送り、担当者さんに3パターンの中から1つ選んでもらいました。

《作成③》
担当者さんからラフのOKが出たら、次はイラスト作成です。絵の描き方や使う道具は人それぞれなので特に注意事項とかは無いです。

ただし、Webサイト用のイラストを受注するのであれば、アイテムとしてイラストデータの解像度を調整できるソフトは絶対持ってた方が良いです!Webサイト用のイラストなどはイラストのサイズや拡張子だけでなく解像度の指定がある可能性が高いです。解像度と聞いてちょっと慌てたのですが、前に買ったのに全然使って無かったCLIP STUDIO(通称クリスタ)を偶然持っていたので、楽に解像度の調節ができました。

《納品④》
担当者さんの希望を確認しながらイラストを完成させたら、いよいよ納品です。納品後、問題や修正箇所が無ければ担当者さんから受領及び代金振り込みに関する連絡があります。

地震やら仕事やら色々有りましたが、結局納期1日前に納品したので担当者さんに喜んでもらえました。また、納品したイラストが会社で好評でしたとのコメントももらえました!

《請求書の送付⑤》
イラスト代をもらうまでがイラストレーターの仕事です!フリーランスの場合、特に担当者さんから指示がなければインターネットでダウンロードできる請求書のテンプレートを使って作成して良いみたいです。

請求書を発行する際、請求書の宛名と送付先は要チェック!今回は宛名も送付先も依頼して来た担当者さんとは違う方でした。また、大きな会社だとやたら長い部署名だったりするのでくれぐれも間違えの無いように!

《入金確認⑥》
請求書発行後、担当者さんから入金日の連絡があります。 入金日になったらきちっとイラスト代が入金されているかを確認しましょう。担当者さんから領収証の指示が特に無ければ、これで全行程終了です!

担当者さんが丁寧な方だったので初めての仕事でしたがスムーズに進めることができました。また機会が有ればフリーランスの仕事にトライしてみたいなぁと思います☆

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