以前このブログの記事にも書きましたが、私は時々アニメのMADやスライドショーをYouTube(一部ニコ動)に投稿しています。今回は私が動画、特にAMV(アニメ・ミュージック・ビデオ)を作る時に私が勝手に意識していることをちょっとだけ紹介しようと思います。
今回紹介したいポイントは以下の3つ
①テーマと曲選び
②動きとバランス
③リズムと切り替え
①テーマと曲選び
私が思うに動画にとってテーマは骨格、映像は筋肉、音楽は血液ですww
高画質でいい映像を持っていてもテーマを決め、それに合った音楽がなければAMVにはなりません。有名無名を気にせず自分の好みで決めるのが一番よいでしょう。(その末路がベン10の腐女子向けMADwww)
また、長いAMVの時は、映像のどういう部分を見せたいかメモしたり、簡単なタイムラインを書いたりすると良いでしょう。
②動きとバランス
動画は画面の動きが命。画面の速さは勿論大切ですが、今回は画面のバランス。
いつも画面が同じ方向にばかり流れていくと、人間の目には画面のバランスが偏って見えてしまいます。また、乗物の窓を見ている感じで次第に画面に飽きてしまうでしょう。普段何気なく見ている映像でも、左右のバランスが細かく考慮されているんです。
たとえば90年代の「ゲゲゲの鬼太郎」OP↓↓
電車の駅で左斜め上から電車が入ってきた次のシーンは右斜め上から鬼太郎の足が入ってくる。全てがそうなっているとは言えませんが、このように画面の右を動かしたら、次は反対側から動きを始めるというように構成されているものが多いのです。
また、エヴァンゲリオンOP映像なんかも激しく入れ替わる映像がよく見ると左右交互になっていることが分かります。
MADでも同じように、画面の動く方向を左右交互に散らしたほうが画面に安定感が出てより見ごたえのあるものになります。
ただ、MADの場合、素材映像の作者がすでにバランスを考えて作成しているはずなので、左右のバランスにがんじがらめになる必要はありません。ただ、MADを作ってみた時に何となく見た目が悪いときは、もしかしたら左か右のどちらかに動きが偏っているのかもしれません。そんな時は場面を入れ替えたり、動画を左右反転さっせたりしてみて下さい。
③リズムと切り替え
MADやスライドショーでは異なる映像・画像への切り替え部分が発生します。その際に考慮すべきなのが切り替え効果と切り替えのタイミング。
同じWindowsのムービーメーカーでも、年代によって使える効果の種類が異なりますが、切り替え効果を使用する場合には必ず前の画像と次の画像の間、切り替えのための"のりしろ"が発生します。
そのため、切り替えがない動画と切り替えがある動画では若干切り替えのある動画の方がスピードが落ちて見えてしまいます。
なので、テンポがゆっくりした動画ではフェードイン・フェードアウトなどの効果で"のりしろ"を長めに、テンポが速い動画では効果なしまたはメリハリのある効果で"のりしろ"を短めにするとより良い動画になるでしょう。
また、ムービーメーカーにはたくさんの切り替え効果があるため、一つの動画の中でたくさんの効果を使う人がいますが、やたら切り替え方が変わると動画の一貫性がなくなってしまうため、私はだいたい一つの動画に5~7程度の効果しか使いません。
MADに「これが正しい!!」という方法があるわけではありませんが、MADを作る際の参考にしていただければ嬉しいです。
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