横山光輝の漫画「バビル2世」を読んでいたら、ふと、「ベン10: エイリアンフォース」から「ベン10: アルティメットエイリアン」までの15歳ベン・テニスンの顔が頭を過ったんです。
そう言えば、なんとなくあのキャラデザって昭和の漫画の雰囲気がある気がするなぁと思って。
無印ベン10の頃はナルトを意識したやうな現代日本漫画っぽさのある顔とアゴだったのに、エイリアンフォース以降はなんだか古めかしくなった気がして。気になったので両方の絵を描いて比較してみました。
ベンの顔のパーツ自体は以前の米国アニメの中にも使われてる形なんです。
例えば、眉毛。日本漫画のキリッとした眉毛って眉頭(眉間に近い方の端っこ)が太く、眉尻が細くなりますよね。
一方、ベン10は眉頭も眉尻も細いんです。これは、ブルース・ティムの絵などでもそうです。「バットマンビヨンド」のバットマン、テリー・マクギネスの眉もこの通り!
他の顔パーツもパーツたけ見ると米国離れしているわけじゃなかったんです。
なら、なぜ昭和漫画の雰囲気を感じるのか?
それは、パーツのサイズと配置のバランス!
目と
眉が大きいのです。ブルース・ティムの作品やハンナ・バーベラの作品なんかを見ても、目と眉、特に眉がこんなに大きく描かれているものは無かったと思います。もっとデフォルメされたカートゥーンだと眉そっちのけで目がデカくなったり、点になったりしがちだし。目も眉もこの大きさと配置なのは、日本、特に眉は昭和の漫画のそれなのでは?
…とか、考えている内にベンの華奢な体型や詰襟みたいなジャケットも、バビル2世みたいな細身の昭和学ランヒーローを意識したのでは…と、推測がどんどん広がっていきます。
みなさんはどう思われますか?