2011年12月6日火曜日

書籍で読むベン10!

Ben10: Alien Force "The Dark of Knight" by Charlotte Fullerton

けっこう前から気になっていたこの表紙、これは小説版ベン10なんです。中身は100ページ前後の一冊完結物。版元は、ベン10のキャラクターガイドブックも出しているアメリカのSCHOLASTIC社。カバーはDCコミックス"Cartoon Network Action Pack"でおなじみのMin S. Kuさん。コミックの時より線が細くて気合いが入ってますね。著者の方はCharlotte FullertonさんとTracey Westさんが交互に書いています。

中身はこんな感じ☆


ちなみに今回例としてあげた「The Dark of Knight」の著者はCharlotte Fullertonさん。92ページ構成、1冊4ドル前後で販売されてます。

試しに、本文1ページ目を簡単に訳してみると↓↓

第一章
「おまえの左だ、テニスン!」
あらゆる方向から降り注ぐレーザー光線の轟音の中、ケビン・レビンのクールで怒りっぽい声が響いた。


真夜中、暗い波止場のそばに建てられた倉庫はどの町でも危険なものだと見なされることだろう。ただし、今繰り広げられた攻撃はごく一般の町の予想をはるかに超えるものだった。そう、ベルウッドは全くもって普通の町ではなかった。

「おいっ!」ケビンは不平をもらしながら空中に跳び上がった。彼が跳ぶと同時に彼の拳が成長し、伸びあがり、巨大なハンマーを形成した。金属の音と共にそのハンマーは、仲間を従えて突撃して来た騎士の輝く鎧に降り下ろされた。
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な~んだ、1ページ目ってケビンの描写ばっかしじゃんwww
もうちょっと行きますか?ベンの変身したエイリアンの描写が出てくる2ページ目↓↓

中世の格好をした悪者、永遠の騎士団はしばしその場でよろめいた。彼は、兜で覆われた頭を垂れ、体全体をベルのように震わせた。そして、彼は非常に大きな音をたてて地面に崩れ落ちた。

「分かったよ、ケビン!だから落ち着きなって」ビッグチルがいつもの気息交じりの声で返事をした。

細く青々とした体に大きく飛び出した目を持つエイリアンは、彼がフード付きコートのように交差して畳んでおいた羽を広げ、両サイドから彼に近づこうとしていた二人の騎士団から上空へ真っ直ぐに遠ざかった。

ネクロフリージアンとして知られるエイリアンの一種(「necro(ネクロ)」は死を意味し、「frigid(フリジド)」は極寒を意味する)は、零下の星Kylmyys(クルムス)に生息する。そのエイリアンが、息を吹きかけたり触れたりすることで物を凍らせる不思議な力を持つことや、その落ち着いた振る舞いから、ベンがビッグチルと名付けた。攻撃をしかけようとする敵の頭上に停滞しながら、ビッグチルは一陣の凍てつく息を吐きかけ、手足がその場から動かないように騎士たちのを一層の氷で包んだ。

「なんてことだ!」と叫んで倒れた騎士の他は、みな歯をガチガチ鳴らすのに忙しく無言だった。
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なるほど、ベンはビッグチルに変身して騎士団を倒すんですね。永遠の騎士団さん毎度ご苦労様ですw

それにしても、文章で読むと作品の印象が変わりますね。描写が細かいおかげで、普段スルーしてしまうキャラの特徴を再認識することができます。難易度のレベルは、児童書なので他の洋書や大人向けコミックなんかと比べると格段に読みやすいです。ページ数はそこそこありますが、今から英語の勉強をはじめたいという方にもピッタリかも!

ベン10が好きな方も、洋書に興味がある方もぜひおためしあれ☆

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