2011年6月10日金曜日

ジェネレのススメ3 - 映像編

「ジェネレーター・レックス」のストーリーボード(by Steve Ahn)

今回は映像について。ジェネレーター・レックスの映像の特徴は「斜め構図」といった構図の工夫が非常に多いこと。

写真や映像で言う「斜め構図」とは、カメラを傾けて斜めに撮影する撮影方法のことで、ちょっとポップな感じで意外感や躍動感を狙う事ができます。

ご覧の通り、「ジェネレーター・レックス」本編では画面の底辺とアニメの中の地面との間に角度22度の開きがありますね。

アニメの場合はカメラを傾けるのではなく、絵が斜めに描かれている状態を指します。絵を真っ直ぐ描いたり斜めに描いたりを描き分けるのは面倒。普段、用いられるのも場面を強調したいときぐらいで頻繁には見られないのが普通です。

ベン10シリーズも「俯散(頭上から下にいる人物を移す)」や「あおり(下から人物を見上げるように移す)」といった効果はよく使われています。

ただし、エイリアンフォースやアルティメットはほとんど地面と並行な角度で、「斜め構図」がほとんど使われてなかった気がします。


むしろ無印の方が「斜め構図」を多く取り入れてたかな?
たとえば、私の大好きな無印ベン10の「ケン10」回では20度程度の「斜め構図」が数回用いられていました。

構図の点では「ジェネレーター・レックス」は無印ベン10に近いのかもしれませんね。




映像や画像の構図や効果に興味がある方は本編を見る際、ぜひ地面と画面の角度に注目してみてください。かなり勉強になりますよw


ストーリーボードのリンク


〈ジェネレのススメ〉
ジェネレのススメ1 - 原作コミック編"M. Rex"
ジェネレのススメ2 - 音楽編
ジェネレのススメ3 - 映像編
ジェネレのススメ4 - ベン10との比較

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