悪い子はチェンソーでブンブーン!!!
(タイトルにゾンビって打った時からイットンさんがクスクス笑っている気配を感じるのはなぜだろう…。)
★ジョージ・A・ロメロ監督のゾンビ三部作
もともとのゾンビとは死体や人間が悪い魔法使いに操られている状態のことで、人間を食べたり、ゾンビウイルスに感染したりするような怖いものではなかったのです。だから60年代以前のゾンビ映画の中で怖いのはゾンビじゃなくてむしろ魔法使いだったのです。
そん怖くないゾンビたちをホラー映画の主役にしたのがロメロ監督です。
彼の代表作がこちら↓↓
Dawn of the Dead |
・ 「ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド」(Night of the Living Dead, 1968)
兄と墓参りに来たバーバラがゾンビと遭遇し、逃げ込んだ民家で出会った人たちと一晩をともに過ごす様を描いた映画。
・ 「ゾンビ」(Dawn of the Dead, 1978)
ヘリでゾンビから逃走中のフランたちが物資を求めてゾンビだらけのショッピングモールに逃げ込む様を描いた映画。
・ 「死霊のえじき」(Land of the Dead, 1985)
地上でゾンビの数が人間の数を上回った世界のゾンビ研究所で女科学者のサラと行き詰った様を描いた映画。上のゾンビ三部作は繰り返しリメイクされたり、オマージュされたりしています。
「ベン10」にも「ゾンビ」(Dawn of the Dead, 1978)のオマージュ回があるんです。
それが、無印シーズン3 第27話: 催眠術師サブリミノ(Midnight Madness)の回。
サブリミノの催眠術で大型ショッピングモールにいた全員が夢遊病者状態になる回です。子供番組なので夢遊病の人たちは血肉をむさぼるのではなく、サブリミノの命令でお金品をむさぼりますw
←モール征服を狙うサブリミノ
グラサンに赤い軍服ってマイケル・ジャクソンのなり損ないかな?
映画とアニメの共通点↓↓
秩序を失った人々が歩き回るモール
モールの中を車がビュンビュン疾走
アニメで怖さは半減したものの、よくよく見直してみるとゾンビ映画で定番のチェーンソーなんかも出てきて、もしベンが宇宙人じゃなかったらシャレにならないよ!って場面がけっこうありますねw
もともとゾンビ顔のピエロキャラがいたり、狼男も、フランケンシュタインも、ミーラ男も、ゴーストもみんなエイリアンにしてしまったりしてきた「ベン10」だから、ホラー映画のオマージュ回ってもっと探せばいくらでも出くると思いますが、とりあえずゾンビ映画だとこんな感じなのです。
気になる方はぜひ「ベン10」の本編と一緒に映画の方もお試しあれ!