"M.Rex" by Aaron Sowd, Joe Kelly and Duncan Rouleau (1999)
やっとジェネレーター・レックスの原コミ「M.Rex」手に入れました!万歳!!
しかも提供者の解説付き!提供者さま、ありがとうございます\(*´ω`*)/
なので今回は早速コミックの内容をご紹介したいと思います。なお、コミックは2巻で打ち切られ、未完の状態なのでシリーズ結末どころか、各設定も不明瞭な点が多いです。また、前回の「
ジェネレのススメ1 - 原作コミック編」と重複する部分が多いと思われますがあしからず。
まず、概要と感想。タイトルのM. Rexとは「Machina Rex」の略です。コミックの舞台は5年後の未来(2005年)のアメリカ、エヴォやナノマシンが存在する世界です。主人公はご存じのようにマシンを操る謎の少年レックス。
私的に「M.Rex」は猿&メカの登場するグロコミックという印象を受けました。人間の体を引き裂いてエヴォが出てきたり、人間の腕をミキサーで粉砕したりと暗くてグロい描写があってびっくり。「ジェネレーター・レックス」の暗さもコミックによるものだと思います。不満なのは、やはり未完であること。レックスの過去、敵の目的、地球の将来、一切合財謎のままなので読んだ後もどかしさが残りました。
以下、人物につて追いながら紹介します。
◆レックス(Rex)
アニメでのレックスはプロビデンスのエージェントでしたが、コミックのレックスは少年詐欺師で泥棒です。
なんかこの設定だけ見るとベンより無印のケビンを思い出す…。
記憶がなく、身元不明なのはアニメと同じです。自分のエヴォとしての能力についてはミーア・ムーアを助けるまで知りません。エヴォとしての彼は"abomination on the biblical scale(聖書における憎むべき存在)"、"the Machine knig(機械の王者)"と見なされ、ヒーローというより人々から忌むべき存在として扱われます。
改めて注目すべきは彼の作り出すマシン!アニメとの違いが顕著に表れています。
基本的にコミックのマシンは光沢のある金属で球形または丸みを帯びたものが主です。
これがスマッシュハンドの原型でしょうか?超デッカーーーイ!!!
乗り物系もアニメと比べてかなり大きかったです。
その一方で小さいマシンも作ることが可能なようです。マシンがレックスに話しかけたりすることもあります。
マシン「レックスのためだ、突撃!!!」 なんか可愛いwww
他にも電化製品同士がおしゃべりする場面なんかもあって、お気に入りの場面です!
◆スピルケン(Spilken)
レックスに犯罪の手ほどきをしたおじさんです。コミックオリジナルのキャラです。作中では、レックスとおそろいのゴーグルをしています。一応レックスの世話をしていたのですが、泥棒やってるだけあってレックスがエヴォだと知った後はレックスを裏切り、ショタコンで少年を買収しているモロッコ王に売り渡そうと計画する悪いヤツです。
◆サイモン・バベッジ(Simon Babbage)
謎の億万長者で、世界に危険な殺人ロボットをばらまく人物。コミックオリジナルのヴィランです。強いて言うなら後のヴァン・クライスってところかな。自分のこと「守護天使」とか言っちゃう痛い子ですw
◆シックス(Agent Six)
驚くべきことにコミックでの彼はレックスを殺すために雇われたプロビデンスのエージェント!えええーっ!?∑(°Д°;)
なので、作中では猿を連れてレックスを追いまわします。
また、アニメでは刀や手裏剣といった日本風の刃物で戦いますが、コミックでは銃や短剣も使っているようです。あと、コミックでは煙草を吸います。やっぱり喫煙シーンの有無は時代を感じさせますね。最近は禁煙強化が進みアニメやコミックで喫煙シーンがほとんどなくなりましたよね。
◆ホワイトナイト(White Knight)
シックスと同じプロビデンスのエージェントで、武器は拳銃。片目にスコープをつけています。アニメとの違いは、「世界で唯一体内にナノマシンを取りこんでいない人物」という設定がないこと。だからアニメみたいに引きこもりではありませんw
ちなみに、大の機械製品嫌い。どのくらい嫌いかというと台所用のミキサーすら我慢できないほどwww
ホワイトナイト「ミキサーだぅ。」 シックス「ナイト、落ち着け。まだ約束の時間じゃ…」
ホワイトナイト「シックス…、思い立ったが吉日だぞ。」
「ミキサー逃げて!!!」Σ(°Д°;)
◆ミーア・ムーア(Mia Moore)
コミックオリジナルのヒロイン。女優で、レックスとは映画の撮影のため乗った船の上で出会います。事件に巻き込まれる被害者的ポジションです。作中に水着シーンありw
◆ボーボー(Bobo Haha)
ボーボーはエージェント・シックスの手下のお猿です。アニメのボーボーがエヴォなのに対し、コミックではハイテクなサイボーグお猿です!
また、アニメのボーボーは人間の言葉を流暢に話せますが、コミックのサイボーグ版ボーボーは単語というか、すごくタドタド。レックスとは徐々に友になってゆく風なのですが、打ち切られたため詳しくは描かれてません。
ちなみに、サイボーグ版ボーボーはアニメのエピソードにも関係があるので頭に止めて置くことをおススメします。
やっぱり原コミ読んで良かったと思うことは、キャラデザの変遷や発想の原点が見れることですね。シックスはコミックからすでにエージェント・スミス臭かったとか、ホワイトナイトが今も昔も牛乳らしきものを飲み続けてるとかwww
コミックに結末がついていない分、アニメでレックスの冒険にどのような終止符を打つのかとても楽しみです。(まあ、ベン10みたいにずっと続いてくれても大歓迎w)
7月23日の本放送お見逃しなく☆
続編 「M. Rex」徹底解剖☆+ ≫
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